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ガスふろがまの安全な使い方
毎日のように使用するガスふろがま。
長期間使用した製品は事故発生のおそれあり!点検が必要なことご存知でしたか?
水回りだからこそ気を付けることもあります。正しくお使いいただけているか、今一度使い方を見直してみませんか?
上図では誤った使い方、いくつか見えますが、その他にも注意事項はあります。正しく使わなければまさかの火災やケガ、事故につながる恐れがあります。
目次
火災のおそれ
注意事項
長期使用※した機器は点検を依頼する。
※めやす10年(詳しくはメーカーにお問い合せください。)
長期間使用すると、機器の劣化や磨耗により、火災やけがの原因になることがあります。必ず点検を受けましょう。(点検は有料です)
詳しくはメーカーにお問い合わせください。
長期間使用した機器は買い換えをお勧めします。
高温のお湯によるやけどを防ぐため、手で湯温を確認する
シャワーや上がり湯の使い始めの時や使った後は、熱いお湯が出ることがあります。
体にかける前には必ず手で湯温を確認してください。
おふろに入る時は、よくかきまぜて湯温を手で確認してください。
リモコンのタイマーが作動せず、浴槽のお湯が熱くなりすぎるおそれがあります。
使い始めは正常でも使用中に熱くなる場合もありますので、熱いお湯が出た場合はすぐに使用を中止してくだい。なお、このような状態が続く場合は機器の故障の可能性がありますので、お買い上げの販売店またはメーカーにご連絡ください。
給水温が高い場合やお湯の量を絞って使う場合は、設定温度よりも熱いお湯が出ることがあります。このような場合は湯量を多めにしたり、必要に応じて水を混ぜてから湯温を確認してお使いください。
おいだき中やおいだき後は、浴槽の上部と下部で湯温に差がある場合があります。
入浴時には十分にかきまぜてから、手で湯温を確認してください。
子供だけで入浴させたりお湯を使わせたりしないでください。
やけどやけがなどの思わぬ事故の原因となります。
循環口にはさわらない
お風呂をわかしているときは循環口から熱いお湯が出るので、さわらないでください。
排気筒や排気ガスによるやけどに注意
使用中や使用直後は、ふろがまや排気筒にはさわらないでください。非常に熱くなっていますのでふれるとやけどします。ご注意ください。
浴室内設置のふろがまは排気の逆流に注意
浴室内に設置されている排気筒(煙突)式ガスふろがまを使用している時は、小型湯沸器や台所や脱衣場の換気扇を使用しないでください。
浴室内に排気ガスが逆流して、一酸化炭素(CO)中毒になるおそれがあります。
こちらもチェック
気づきにくい一酸化炭素(CO)中毒。CO中毒と機器ご使用時の換気等の注意について解説します。
機器のタイプごとにポイントをチェックいただけます。一酸化炭素(CO)中毒を防ぐために点検を行いましょう。
排水口がつまらないよう掃除をする
排水口がつまり、ふろがまが水に浸かっていると機器内に水が侵入して、炎があふれ、点火しにくくなったり、故障や火災の原因になります。
排水口が少しでもつまっていたら掃除をしてください。
異常着火に注意
何回も点火操作しないと口火(たね火)がつかなくなった場合には、機器内に生ガスがたまり、異常着火して損傷(変形)したり、大きな爆発音がするので、大変危険です。
古いバランス型ふろがまから安全性が向上した新しい機器への取替えのおすすめ
異常着火を防ぐために、古いバランス型ふろがまは確実に点火することができる安全性が向上した新しいガス機器へのお取替えをおすすめします。
<おすすめ機器(1):乾電池を使用したバランス型ふろがま>
乾電池とマイコン制御によって点火する能力が上がり、確実に点火することができ、未燃ガスの滞留を防ぐことができます。電池切れで点火能力が一定以下に低下すると、機器が停止し、ガスが出なくなるなど安全性が向上しています。
※平成23年4月以降にメーカー出荷されたバランス型ふろがまは、すべて乾電池とマイコン制御に変わっています。
<おすすめ機器(2):壁貫通型給湯付ふろがま>
バランス型ふろがまの給排気筒の部分に、給排気筒と同じ大きさの給湯付ふろがまを設置できます。点火操作などの制御をすべて自動的に行い、点火する能力が高いため確実に点火することができます。点火できなかった場合でも未燃ガスを排出する機構を有しているため、安全性がさらに向上しています。
なお、バランス型ふろがまを設置していた部分に機器がなくなるため、浴槽を広くすることもできます。
こちらもチェック
古いガス温水機器は不完全燃焼を防ぐ安全装置がついていません。ご注意頂きたい温水機器についてご紹介しています。
古いタイプのバランス型ふろがまは操作によっては異常着火の危険が。安全性が向上したガス機器へのお取替えをおすすめしています。
給排気筒(トップ)をふさがない
積雪や鳥の巣、落ち葉などで給排気筒(トップ)がふさがれたり、詰まったりしないように注意してください。
ふさがれると排気ガスが室内に逆流して、一酸化炭素(CO)中毒になるおそれがあります。
塗装用の養生シート(ビニールシート)で囲われている時は使用禁止
外壁などを塗装する際に排気口(排気筒トップ、給排気筒トップ)が養生シート(ビニールシート)などで囲われている時は、機器を使用しないでください。
不完全燃焼を起こし、一酸化炭素(CO)中毒や火災の原因になります。
排気口の波板囲い禁止
屋内設置式の機器で排気口(排気筒トップ、給排気筒トップ)を波板やビニールなどで囲わないでください。
不完全燃焼を起こし、一酸化炭素(CO)中毒や火災になります。
排気ガスの浴室侵入に注意
おふろをわかしている時やシャワーを使っている時は、ふろがま近くの窓は閉めてください。
排気ガスが浴室内に入り、一酸化炭素(CO)中毒になるおそれがあります。
こちらもチェック
気づきにくい一酸化炭素(CO)中毒。CO中毒と機器ご使用時の換気等の注意について解説します。
機器のタイプごとにポイントをチェックいただけます。一酸化炭素(CO)中毒を防ぐために点検を行いましょう。
浴室内でのスプレー缶使用やガス抜きは行わない
浴室内にふろがまを設置している場合、浴室内でのスプレー缶使用やガス抜きなどは行わないでください。
噴出剤として使用されている可燃性ガスに引火して火災となるおそれがあります。
機器本体に故障表示された場合は使用を中止する
機器本体に故障表示された場合は、使用を中止し、取扱説明書の指示に従って、対処してください。
排水栓をしっかり閉め、水位が循環口より上にあることを確認する
おふろを沸かすときは、排水栓をしっかり閉め、水位が循環口より上にあることを確認してください。
排水栓がしっかり閉まっていなかったり、水位が循環口より低いと空だきとなり、機器の故障や浴槽の損傷または火災となるおそれがあります。
機器の周囲に可燃物を置かない
機器の周囲及び機器の排気口、給排気管、排気筒の周囲には紙や木材など燃えやすいものを置かないでください。火災の原因となります。
動画や冊子のご紹介
異常着火・排水口のつまり・やけどなどにご注意を。安全にお使いいただけているか確認してみませんか?
一酸化炭素(CO)中毒を防ぐため、お家の機器をチェックしてみませんか?
安全性が向上した機器へのお取替えをおすすめします。点火レバー方式の古いタイプはご注意を。
経年劣化を分かりやすく動画でご紹介!長く使っているガス湯沸器は経年劣化のサインがなくても点検を。
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長くお使いの場合は安全点検を
長期間使用された機器は、安全にご利用頂くためにも、「法定点検」や、メーカーがおすすめする「あんしん点検」をぜひ受けましょう。