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ガスコンロ・ガス炊飯器の安全な使い方
ほぼ毎日使うガスコンロ、炊飯器。あなたのお家では普段から正しくお使いいただけていますか?
アンケートでは4人中3人が危ない使い方の経験あり!※
毎日のことだから当たり前と思わず、正しくお使いいただけているか、今一度使い方を見直してみませんか?
上図では誤った使い方、いくつか見えますが、その他にも注意事項はあります。正しく使わなければまさかの火災やケガ、事故につながる恐れがあります。
※出典:東京都生活文化局「ガスコンロの安全な使用に関する調査」より
目次
火災のおそれ
- コンロ使用中はその場を離れない
- 天ぷら油火災を防ぐため、揚げ物をしている時はその場を離れない
- 調理油は食材全体が十分つかるまで入れる
- 使用前になべ底の汚れ・異物の付着がないことを確認
- 冷凍食材は鍋の底面中央に密着させず、均等に入れる
- 土なべ・耐熱ガラスなべを油調理に使わない
- グリル火災を防ぐため、グリル庫内の脂や食品くずは取り除いてから使用する
- グリルは数回点火に失敗したら生ガスが抜けるまで使用しない
- グリル庫内で調理具を保管しない
- コンロの上や周囲に可燃物を置かない
- 機器の近くでスプレー缶使用やガス抜きをしない
- グリル排気口の上にものを置かない
- 不使用時、不在時は操作ボタンをロックする
- 煮こぼれや食材のかすはその都度取り除く
- 耐火構造以外の壁付近では、ガスコンロと壁は15cm以上離す
- 壁の下地が木材の場合は炭化に注意
- ガスコンロと壁の距離を取れない場合は、防熱板を取り付ける
- コンロ・炊飯器を買い替える時は、ガス用ゴム管やガスコードも取り替えてください
- 炊飯器内部に異物がないか確認する
- 感熱部・バーナーはいつもきれいにする
- 本体をおとしてしまった機器は点検を依頼する
注意事項
長期使用※した機器は点検を依頼する
※めやす10年(詳しくはメーカーにお問い合せください。)
長期間使用すると、機器の劣化や磨耗により、火災やけがの原因になることがあります。必ず点検を受けましょう。(点検は有料です)
詳しくはメーカーにお問い合わせください。
長期間使用した機器は買い換えをお勧めします。
安全に使うための注意事項
コンロ使用中はその場を離れない
コンロ使用中は,絶対にその場を離れないでください。離れるときは必ず火を消してください。
見ていない間に油が発火したり料理中のものが焦げたり燃えたりして火災の原因になります。
天ぷら油火災を防ぐため、揚げ物をしている時はその場を離れない
天ぷらなど揚げ物をしている時は、絶対にその場を離れないでください。離れる時は必ず火を消してください。
調理油は食材全体が十分つかるまで入れる
天ぷら油の量が少ないと急激な温度上昇により、発火しやすくなります。
揚げものは食材全体が十分につかるまで調理油(必ず200ml以上)を入れて行う。
油の量が少ないと温度センサーが正しく働きにくくなります。
使用前になべ底の汚れ・異物の付着がないことを確認
図のようにいちじるしく汚れている場合は温度センサーが働かなくなるので、必ずお手入れしてください。
使用前には、温度センサーの上面やなべ底の汚れ、異物の付着がないことを確認してください。
いちじるしい油汚れ、こげ、さび汚れ、異物が付着したなべを使用して火災事故が発生しています。
冷凍食材は鍋の底面中央に密着させず、中央部を避けておく
冷凍食材を鍋の底面中央に密着させた状態で揚げものをしないでください。
鍋の底面中央(温度センサーの接触位置)に冷凍食材が密着した状態で揚げもの調理をすると、温度センサーが鍋底の温度を正しく検知しないため、発火するおそれがあります。
土なべ・耐熱ガラスなべを油調理に使わない
土なべや耐熱ガラスなべなどは天ぷら油過熱防止機能が働かないので油調理には使えません。
温度センサーが正しく働かず火災の原因になります。
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Siセンサーコンロといえど使い方を誤ると事故にも。使用時の注意事項をご案内します。
Siセンサーコンロ普及で火災事故が減少中!全口にセンサーが付き、安全機能の充実したSiセンサーコンロへの安心替えをおすすめします。
グリル火災を防ぐため、グリル庫内の脂や食品くずは取り除いてから使用する
グリル火災を防ぐには使用後にグリル庫内のお手入れが大切です。
使用後や連続使用する時は、グリル受け皿や焼き網、下火カバーなどにたまった脂や食品くずを取り除いてください。
市販されているグリル用グッズ(セラミック製石など)は、グリル火災になる危険性がありますので説明書の記載事項を守って使用してください。
ガスコンロにはグリル用受け皿に水を入れるタイプと入れないタイプがありますので、取扱説明書を確認してください。
グリルは数回点火に失敗したら生ガスが抜けるまで使用しない
点火操作した際は、火が点いた箇所を見て、押し間違いがないことを確認してください。
何回も点火操作をしても火が点かなくなった場合には、グリル庫内に生ガスがたまり、異常着火するおそれがあります。
生ガスが抜けるまでしばらく放置した後に、点火操作を行ってください。
グリル庫内で調理具を保管しない
グリル庫内に調理具などの可燃物を保管、放置しないでください。
取り出すことを忘れて点火操作し、発火、引火するおそれがあります。
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ガスコンロは掃除する部位にあわせたお手入れが必要です。グリル皿・網のお手入れを解説しています。
おいしいお料理を作るのに欠かせないガスコンロ。きれいに使えるよう、お手入れのコツをご紹介しています。
コンロの奥に手を伸ばす時は、着衣着火・やけどに注意
使用中の鍋のまわりは高温で危険です。
コンロの奥に手を伸ばす時は、やけどに注意してください。
また服の袖などを近づけると火が移ることがあるので注意が必要です。
コンロの上や周囲に可燃物を置かない
普段からコンロの上や周囲にはふきん、樹脂製容器・調理器具などの可燃物やスプレー缶を置かないでください。
炎の付近は目に見えている以上に広い範囲で高温になるため、周囲の可燃物に着火するおそれがあります。
機器の近くでスプレー缶使用やガス抜きをしない
機器近くでのスプレー缶使用やガス抜きなどは行わないでください。
噴出剤として使用している可燃性ガスに引火して火災となるおそれがあります
グリル排気口の上にものを置かない
グリル排気口の上にものを置かないでください。
排気口周辺は高温になるため、プラスチック製のボウルやふきんなどを置くと、熱でとけたり引火することがあり危険です。
不使用時、不在時は操作ボタンをロックする
不使用時やご不在時は操作ボタンをロックし、ガス栓を閉めてください。可燃物をコンロの上や周囲に置かないでください。
あわせてご注意ください
うっかりミスやお子様がコンロの操作ボタンを押したり、ペット(犬、猫等)が操作ボタンを押したことにより、コンロの周辺にあった可燃物が燃えて火災に至った事例があります。
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くすっと楽しめるショートコントで誤った使い方をしてしまった時に起こる危険をお伝えします。
4人中3人が危ない使い方の経験あり。ガスコンロの使い方に関するデータやヒヤリ事例をご紹介しています。
煮こぼれや食材のかすはその都度取り除く
煮こぼれや食品かすは放置せずに、掃除してください。
煮こぼれを放置するとバーナーが目詰まりして着火不良となったり、煮こぼれが内部に浸入しガス通路部が腐食して、ガス漏れし火災となるおそれがあります。また、たまった煮こぼれや食品かすの油分に引火するおそれもあります。
また、煮こぼれを放置し続けると、ゴトクが腐食し、使用中に折れて鍋のお湯等でやけどするおそれがあります。
また、グリル内の掃除をするときは必ずゴム手袋をして十分にご注意ください。金属の端面で裂傷を負うおそれがあります。
どうしても汚れが取れなくなったら部品を交換してください。部品だけで簡単に注文することができます。
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各部ごとにお手入れの仕方が違うガスコンロ。動画で各部ごとのお手入れをご紹介しています。
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<しる受け皿のあるタイプ>
しる受け皿の上にアルミはく製のしる受け皿を敷かない
しる受け皿の上に市販のアルミはく製のしる受け皿を敷かない。
点火不良、一酸化炭素中毒や異常過熱のおそれがあります。
幼いお子様だけで近づけさせない、触らせない
幼いお子様だけで近づけさせない、触らせないでください。やけどやけがなど思わぬ事故のおそれがあります。
トッププレート、こんろ部、グリル部等は使用後もしばらくは高温になっています。
特につかまり立ち、伝い歩きをするお子様に対しては、グリル扉のガラス部に注意をしてください。
不安定な片手鍋などは安定した状態にして使う
片手鍋やフライパンなど、重心が片寄った鍋や軽い鍋は不安定な状態にならないよう、取っ手をごとくのツメ方向に合わせる、取っ手を持って使用する、コンロの中央に置くなど、安定した状態で使用してください。
不安定な状態で使用すると、鍋が傾いて、落下するなどしてやけどの原因となります。
耐火構造以外の壁付近では、ガスコンロと壁は15cm以上離す
耐火構造以外の壁付近に設置する場合は、必ずガスコンロと壁の距離を15cm以上離してください。
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テーブルコンロ・ビルトインコンロのサイズや、設置方法、種類などをご紹介しています。
ガスコンロの安全上のご注意を紹介しています。正しく設置して楽しいお料理を。
壁の下地が木材の場合は炭化に注意
コンロと近接する壁は壁面に金属板やタイル等が貼られていても下地が木材の場合、長年の使用で炭化して火災に至る事故例があります。
ガスコンロと壁の距離を取れない場合は、防熱板を取り付ける
コンロと壁の距離が15cm以上取れない場合は必ず防熱板を取り付けてください。
※防熱板は側面、後面、上面の3種類が別売されています。 詳しくは取扱説明書をお読みください。
コンロ使用時は必ず換気が必要です
コンロ使用時は換気扇やレンジフードを回して、必ず換気をしてください。
ガスが燃えるには新鮮な空気が必要です。
従来型コンロでは「消し忘れ」による事故が発生しています
天ぷら油火災の多くは「消し忘れ」により発生しています。
安全で便利なSiセンサーコンロへのお取り替えをおすすめします。
※従来型コンロとは温度センサーが付いていないコンロや、片側だけ温度センサーが付いているコンロをいいます。
コンロ・炊飯器を買い替える時は、ガス用ゴム管やガスコードも取り替えてください
ガスコンロ・炊飯器を買い替える時は、ガス用ゴム管やガスコードも取り替えてください。
それ以外の時でも、ガス用ゴム管やガスコードは汚れがひどい場合や、硬くなっている場合は取り替えてください。
炊飯器内部に異物がないか確認する
炊飯器の内がまを本体にセットするとき、燃焼部にしゃもじやスプーンなどの異物がないか確認してください。異物があると異物に火が燃え移り火災の原因になります。
また、炊飯器の下に、新聞紙など燃えやすいものを敷かないでください。引火して火災になるおそれがあります。
感熱部、バーナーはいつもきれいにする
感熱部が汚れていたり、感熱部と炊飯釡との間にごはん粒などの異物があると、ごはんが焦げたり、異常燃焼や火災の原因になったり、機器本体が異常過熱して火傷するおそれがあります。
また、内部の汚れを放置していると、部品が腐食し、炎あふれやガス漏れで機器を焼損するおそれがあります。
本体を落としてしまった機器は点検を依頼する
炊飯器を誤って落下させたことでガス接続部が破損し、ガス漏れが発生して機器の焼損や火災のおそれがあります。
動画や冊子のご紹介
ガス栓とガス機器の接続は適正なガス接続具をご使用ください。
Siセンサーコンロでも使い方を誤ると事故が起きます。使用時の注意事項を動画でもご案内します。
4人中3人が危ない使い方の経験があるという統計が。ご家庭内でチラシや冊子をチェックしてみませんか?