ハイブリッド給湯機は高効率ガス給湯器、電気式ヒートポンプ、貯湯タンクの3つのユニットを組み合わせた構造が特長で、ガスと電気のそれぞれの長所を活かした加熱運転を行うエネルギーベストミックスの高効率給湯機です。
大気中の熱を活用する電気式ヒートポンプで加熱した一定量のお湯を貯湯タンクに貯めておき、その後タンク内のお湯がなくなっても、瞬発力のある高効率ガス給湯器に運転を切り替えて必要なお湯を瞬時に供給する給湯システムとなっています。
ハイブリッド給湯機は各家庭の生活パターンの特徴（使用量、時間帯など）を学習制御することにより、貯湯タンクにお湯を貯める際の湯温・湯量・貯湯タイミングが最も省エネになるように最適化されており、家庭用給湯機としては最も少ないレベルの一次エネルギー使用量を実現させています。
ガス
電気
貯湯タンクユニット内部
標準的な4人家族世帯では、従来型ガス給湯器の年間一次エネルギー消費量が25.1GJであるのに対し、ハイブリッド給湯機では13.8GJと45%の消費量削減を達成しています。なお、高効率ガス給湯器（エコジョーズ）も21.6GJと14%の消費量削減に貢献しています。
試算条件： 平成28年 省エネルギー基準に準拠した「エネルギー消費性能計算プログラム（住宅版）」（6地域）より算出
標準的な4人家族世帯において、年間給湯負荷は16.6GJであり、従来型ガス給湯器と比べてハイブリッド給湯機ではガス・電気料金は年間86,780円削減でき、CO2削減量は年間672kg削減できます。
試算条件：年間給湯負荷16.6GJ、6地域・4人家族
建築研究所：平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報（住宅）、従来型ガス給湯器：モード熱効率 78.2%
LPガス料金 5.7円/MJ ※出典元：石油情報センター(令和4年月次平均価格(50㎥)データの単純平均より) 、電気料金 31円/kWh ※出典元：全国家庭電気製品公正取引協議会（令和4年7月改訂電力料金の目安単価より）
お住いの都道府県・人数・ガスの種類を入力すれば、ご家庭に合った削減効果が概算できます。
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さらに詳しいシミュレーションをご希望の方は各メーカーのホームページを参照願います。
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ヒートポンプユニット内部